イベントレポート–SDGs広島勉強会
イベントレポート
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「先輩!」 「今、世界ってどうなってるんですか?」
~意見交流会&SDGs勉強会~ in 広島
11月30日(土)14:00~
- - – --─────☆★☆
11月30日(土)に広島市にて、主に大学生、若手NPO職員を対象にしたイベントが開催されました。テーマは、SDGsなど、世界での持続可能な取り組みを若者の視点から考えること。そして、一人の若者として社会のために何ができるかを考えることでした。
参加者は広島県、鳥取県、山口県の三県から国際協力分野などで精力的に活動する学生20名弱が集いました。講師は大学生の頃から10年以上環境活動に取り組み、昨年はリオ+20に政府代表団顧問として参加したUnited Youth代表の福島宏希さん。
最初に福島さんより、「あなたは社会を変えられると思いますか?」という問いかけからスタートし、社会をどのように捉え、変えていこうとするかについての考え方の提案がありました。その後、福島さんの学生の時の環境活動の事例や、国際的な若者の取り組み事例の紹介がありました。
リオ+20全体の紹介と、リオ+20における若者の活動の紹介に引き続き、SDGsの内容説明がありました。SDGsが提案された背景、SDGsで検討されている問題群、MDGs、策定スケジュールなどの解説がありました。参加者のうち、今回のイベントに参加する前にリオ+20を知っていた人は若干名、SDGsを知っていた人はいませんでした。国際分野で活動している若者の間でも認知度が低いようなので、SDGsの浸透はこれからの課題です。
休憩をはさみ、今度は参加者によるワークショップがありました。このワークショップでは、参加者それぞれが関心のあるテーマを上げ、関心の近い人同士でグループを作り、話し合いました。グループは「食糧問題」「貧困・格差・人権」「学生団体のあり方」に分かれることになりました。各グループの主な議論内容は以下のとおりです。
「食糧問題」グループ:
食糧危機が分配方法や、モノカルチャーなどの先進国の活動によって引き起こされているということを話し合った。地道な活動をしていくことや、SDGsなど国家レベル・国際レベルの議論にも、若者から少しでも声をあげていくことの大切さを感じた。
「貧困・格差・人権」グループ:
主に途上国における環境問題、開発課題のつながりを考えた。問題の根本は政治のあり方にある。ただ、一足飛びに他国の政治にアプローチすることは難しく、私たちがアプローチできるのは現地の教育であるという結論に至った。
「学生団体のあり方」グループ:
学生団体について、団体の維持、ネットワークの運営、国際協力のアプローチの仕方、自分たちは何をしたいのかを悩んでいる人がいた。何ができるのか、自分たちの活動と協力者との連携などについて話し合った。
最後に福島さんより、以下のようなコメントがありました。
(1)環境分野でも今回と同じような議論が学生によって行われているため、国際協力の学生と環境活動をしている学生が交流する機会があれば、より幅広い視点で活動に取り組めるだろう。
(2)SDGsを遠い問題と感じてしまうのではなく、自分たちに引きつけて、自分たちなりの方法でSDGsに対して取り組んでいくことがこれから大事になる。
会場には閉会後も参加者は長い間残って議論を続けていました。今回の集まりをきっかけとして活かし、これからもつながって活動していこうと約束している姿が印象的でした。
【開催概要】
○タイトル:「先輩!」「今、世界ってどうなってるんですか?」~意見交流会&SDGs勉強会~(SDGsセミナーin広島)
○日時:2013年11月30日(土)14:00~17:00
○会場:広島県民文化センター
○対象者:環境・貧困・その他国際問題等に関心のある学生・社会人
○共催:一般社団法人環境パートナーシップ会議、地球環境パートナーシッププラザ、ひろしまNPOセンター、HiNN
【プログラム】
・オープニング
・話題提供 United Youth代表 福島 宏希 氏
・ワークショップ
・シェアリング
・クロージング
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「先輩!」 「今、世界ってどうなってるんですか?」
~意見交流会&SDGs勉強会~ in 広島
11月30日(土)14:00~
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11月30日(土)に広島市にて、主に大学生、若手NPO職員を対象にしたイベントが開催されました。テーマは、SDGsなど、世界での持続可能な取り組みを若者の視点から考えること。そして、一人の若者として社会のために何ができるかを考えることでした。
参加者は広島県、鳥取県、山口県の三県から国際協力分野などで精力的に活動する学生20名弱が集いました。講師は大学生の頃から10年以上環境活動に取り組み、昨年はリオ+20に政府代表団顧問として参加したUnited Youth代表の福島宏希さん。
最初に福島さんより、「あなたは社会を変えられると思いますか?」という問いかけからスタートし、社会をどのように捉え、変えていこうとするかについての考え方の提案がありました。その後、福島さんの学生の時の環境活動の事例や、国際的な若者の取り組み事例の紹介がありました。
リオ+20全体の紹介と、リオ+20における若者の活動の紹介に引き続き、SDGsの内容説明がありました。SDGsが提案された背景、SDGsで検討されている問題群、MDGs、策定スケジュールなどの解説がありました。参加者のうち、今回のイベントに参加する前にリオ+20を知っていた人は若干名、SDGsを知っていた人はいませんでした。国際分野で活動している若者の間でも認知度が低いようなので、SDGsの浸透はこれからの課題です。
休憩をはさみ、今度は参加者によるワークショップがありました。このワークショップでは、参加者それぞれが関心のあるテーマを上げ、関心の近い人同士でグループを作り、話し合いました。グループは「食糧問題」「貧困・格差・人権」「学生団体のあり方」に分かれることになりました。各グループの主な議論内容は以下のとおりです。
「食糧問題」グループ:
食糧危機が分配方法や、モノカルチャーなどの先進国の活動によって引き起こされているということを話し合った。地道な活動をしていくことや、SDGsなど国家レベル・国際レベルの議論にも、若者から少しでも声をあげていくことの大切さを感じた。
「貧困・格差・人権」グループ:
主に途上国における環境問題、開発課題のつながりを考えた。問題の根本は政治のあり方にある。ただ、一足飛びに他国の政治にアプローチすることは難しく、私たちがアプローチできるのは現地の教育であるという結論に至った。
「学生団体のあり方」グループ:
学生団体について、団体の維持、ネットワークの運営、国際協力のアプローチの仕方、自分たちは何をしたいのかを悩んでいる人がいた。何ができるのか、自分たちの活動と協力者との連携などについて話し合った。
最後に福島さんより、以下のようなコメントがありました。
(1)環境分野でも今回と同じような議論が学生によって行われているため、国際協力の学生と環境活動をしている学生が交流する機会があれば、より幅広い視点で活動に取り組めるだろう。
(2)SDGsを遠い問題と感じてしまうのではなく、自分たちに引きつけて、自分たちなりの方法でSDGsに対して取り組んでいくことがこれから大事になる。
会場には閉会後も参加者は長い間残って議論を続けていました。今回の集まりをきっかけとして活かし、これからもつながって活動していこうと約束している姿が印象的でした。
【開催概要】
○タイトル:「先輩!」「今、世界ってどうなってるんですか?」~意見交流会&SDGs勉強会~(SDGsセミナーin広島)
○日時:2013年11月30日(土)14:00~17:00
○会場:広島県民文化センター
○対象者:環境・貧困・その他国際問題等に関心のある学生・社会人
○共催:一般社団法人環境パートナーシップ会議、地球環境パートナーシッププラザ、ひろしまNPOセンター、HiNN
【プログラム】
・オープニング
・話題提供 United Youth代表 福島 宏希 氏
・ワークショップ
・シェアリング
・クロージング