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【レポート】外務省訪問 2011年10月24日

2011年10月下旬、NGO連絡会の参加者が
外務省を訪問しリオ+20に関する情報共有と意見交換を行いました。



下記のような話し合いが行われました。

全般
・アジア太平洋地域会議の成果も含めて国連事務局のみに頼らず、政府、市民それぞれ成果をあげていくことが大事。
・政府は農水省、経産省、国交省、文科省など各省庁が関わって連携している。
・12 月のUNCSD 会合ではSynthesis Report はなく、Compilation の発表になる予定。
・日本・米国・欧州はこれまで以上にお金を出すのは難しい状況で、これら今のドナー以外の国や民間の新しい資金が必要。
また資金の受け取りのアロケーション(配分)のあり方を考える必要がある。
「共通だが差異ある責任」(Common but differentiated responsibility)はヨハネスから続いている議論。

生物多様性
・内容の精度が上がることを期待する。去年から進展がないため海外へアピールする内容がない。
・NGO の提案の結果、政府のインプット案に”生物多様性”を加えた。
・先進国が自国のコミットメントに対して自分達で管理する仕組みがないことも現状の課題。

グリーンイノベーション
・環境都市。エネルギー効率化・技術のイノベーションを想定している。
 例:北九州市環境未来都市のような取り組みをアジアに展開。

ESD
・ESD の総括イベントが近日開催されるもののリオ+20の活動へつなげるのが難しい状況。

ポストMDGs
・コロンビアなどがSDGs(Sustainable Development Goals)が提案をしたが、ポストMDGsと並立するのかどうか。
・MDGs は数値目標についてどのように達成するのかということの合意がないので、世界各国の開発の数値目標とそれを実現する戦略が必要。

地球温暖化
・COP17 の結果次第。
・メディアなどのリオ+20 への関心も、COP17 の後になるのではないか。

水・食
・FAO のCommittee on World Food Security(CFS)会議の内容と日本の農業投資の推進は共存できると捉えられる。

ロジ:NGO の登録
・NGOのUNCSD承認手続き手順について確認&情報共有

ロジ:会場
・ブラジル政府から確認が取れていない。
会場は2箇所に分かれる:メイン会場=リオセントロ (決定)、NGO会場=ポートあるいはフラメンコ(未決定)