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Future we don’t want? -現地レポート4

Future we don't want? -現地レポート4
昨日(18日)も断続的にクラスターと呼ばれる分科会に分かれて議論が行われました。
深夜続いた議論は、深夜3時頃にプレナリーが終わり収束に向かいました。

今朝から最新の成果文章案は公表されるとともに、プレナリーが開催されました。
プレナリーでは先進国・途上国の政府代表から、内容や纏め方に対して不満は残るが
まとまりが見えたことへの感謝が語られて、成果文章は仮採択となりました。

参加しているユースやメジャーグループからは、
評価できる部分もいくつかあるが、数日前までは交渉議題にあったのに
ブラジルが議論の取り纏めを急ぐあまり、議論が尽くされないまま消されてしまった内容も多く
譲歩(妥協)を重ね、弱まった文言が多いなど
満足いく内容ではないという意見が多いです。

明日から始まる本会合では、首脳陣のスピーチ大会となり
もう成果文章案が、このまま成果文書として採択される可能性が高いとみられますが、
文章が変わる可能性がないとも言い切れず、また、議長国(ブラジル)の出すサマリーには
意見を反映されたいと、NGO・女性・ユースグループなどが活動を続けています。

NGOは議論をこのままで終わらせず、もう一歩進めてほしいと
(成果文章のFuture We Wantを文字って)「Future We Don’t Want」という署名活動を行っています。
また、今回の会議は「リオ マイナス 20」だという声が、早くも聞こえ始めています。

会場周辺の廊下を後ろ向きで歩いているユースがちらほらいるのですが、
交渉内容が後ろ向きだと伝えるためのユースグループのメッセージです。

今から、NGOの全体会合が行われます。
NGOの中では、最後の一押しを頑張ろうというグループがある一方、
もう議論は終わったと捉えているグループもあります。
今夜は長い夜になるのか……。


#写真は、夜11時からのプレナリーを伝える張り
北橋