リオ+20地球サミット概要
なぜリオ+20が大切なの?
1992年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで環境と開発のための国連会議(地球サミット)が開催されました。
この会議には世界172カ国、 のべ4万人以上が参加し、環境と開発に関するリオ宣言やアジェンダ21が採択されたほか気候変動枠組条約や生物多様性条約の署名も開始されるなど大きな成果を生みました。
また、モーリス・ストロング事務局長の呼びかけにより市民社会の参加が促されアジェンダ21では環境問題の解決のための主要なプレイヤーとして9つのメジャーグループが定義されました。
地球サミットは環境や開発をめぐる国際会議に市民が参加するきっかけを作った会議とも言えます。
地球サミットから20年が経った2012年6月。再びリオで地球サミット(リオ+20)が開催されようとしています。
20年がたって、私たちをとりまく世界はどう変化したでしょうか。
社会制度の改革や技術革新など多くの進化があった反面、気候変動や生物多様性の損失、化石燃料の枯渇や食料問題などまだまだ未解決の課題もたくさんあります。
経済の混迷やGDP を追い求めるだけでは満たされない「豊かさ」への気づき・・・。
「私たちが本当に求める未来は何なのか」。
これは、3.11の東日本大震災を経てた私たち日本人の心にも、深く響く問いかけでもあります。
今、世界は新しいビジョン(展望)を必要としています。
リオ+20には「The Future We Want(私たちの望む未来)」というキャッチフレーズが使われています。
今、私たちはどんな時代を生きているのか。私たちの目指す未来は何なのか。
そのために国家が、そして私たち市民ができることは何なのか・・・。
世界の人たちと一緒に、あなたも考えてみませんか?