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2024年度 真如苑 環境保全・生物保護 市民活動助成“地球・自然・いのちへ”選考結果について

真如苑助成 INDEX

 

 今年度は、全国で活動されている市民団体の皆様より14件の応募を頂き、誠にありがとうございました。「主として国内で生物多様性の保全及び生物多様性に関わる人材育成に資する活動」を主題として、選考委員会では応募団体の皆さまからの申請書の情報を基に内容を精査し、様々な角度から議論し、慎重に選考させて頂きました。2024年度真如苑環境保全・生物保護市民活動助成 “地球・自然・いのちへ” 助成金の選考結果を以下のとおりお知らせ致します。

 

審査員コメント

特定非営利活動法人NPOサポートセンター 常務理事・事務局長 小堀 悠

 申請数がやや減少したのは残念でしたが、申請内容は具体的でバラエティに富んだものが多くありました。環境保存活動を継続するための体制整備や人材育成活動、他分野との連携、テクノロジーを活用した取り組みなど、活動を持続・発展させるために必要なことをじっくり検討された内容が多くみられました。 事業を実施する中での発見やチャレンジが多く生まれることを期待しております。

 

一般社団法人 環境パートナーシップ会議 代表理事 星野智子

 応募いただいた活動分野が森林や海洋関係など多岐にわたっており、今年は特に海に関係する団体が多く見られました。昨年に続いて申請された団体もあり、活動の持続性を支える役割にもなっていることが実感できました。また全国各地から応募いただいたことも、地域の多様性があって良かったと思います。懸念点としては今年は比較的高額な物品購入の申請が散見され、それに対する査定が悩ましいと感じました。

 

助成選考結果

助成団体総数10団体

団体名 活動地域 プロジェクト名 助成額(円)
NPO法人おおいた環境保全フォーラム 大分県豊後水道沿岸域 命をつなぐ!ウミガメ・レスキュー&リハビリテーションプロジェクト 1,000,000
全国風穴ネットワーク 全国 第10回全国風穴サミットin紀伊田辺の開催と記録集の刊行 830,000
NPO法人ホールアース自然学校 静岡県富士宮市 「市民参加型GISシステムのカスタマイズ・スマートフォンを用いた情報収集・一元化されたデータ閲覧用のプラットフォーム公開」等の取組みによる、市民・行政・企業等の富士宮市の生物多様性の保全及び利活用可能性の検討 1,000,000
NPO法人みらい建設部 静岡県裾野市、三島市 子どもも大人も取り組む!竹を高付加価値化し、里山の環境を保全する活動 990,000
NPO法人環境保全教育研究所 長崎県長崎市 里山で広がる放置竹林について、定住者と関係人口の意識調査と竹林を取り巻く環境保全問題の改善へとつなげる活動 900,000
PONDALIZE実行委員会(通称:沼タイズ) 埼玉県比企郡 沼の生物文化多様性の市民調査とLiving Laboratory運営を通じた持続可能な地域づくり 600,000
NPO法人ねっとわーく福島潟 新潟県新潟市福島潟及びその周辺地域 北限のオニバスをはじめとする福島潟の希少種の保護と水辺環境の充実 800,000
海の環境教育NPO bridge 福岡県北九州市 海を守れ!海洋環境保全アクションを起こす市民の輪プロジェクト 900,000
Five_up_SENDAI 宮城県仙台市及び災害発生地域 耕作放棄地と森林を整備し、キャンプ場等の遊び場造りや環境保全活動の練習場を整備する活動 230,000
一般社団法人グリーンエバー 東京都西多摩地区 日の出町大久野における農地(畑・水田・梅林)と山林の保全活動 250,000
助成金総額 7,500,000
※助成交付決定後に辞退があったため、助成総額が減額になっています。

 

真如苑 環境保全・生物保護 市民活動助成 “地球・自然・いのちへ”
審査委員会:

小堀 悠 特定非営利活動法人NPOサポートセンター 常任理事 事務局長
星野智子 一般社団法人環境パートナーシップ会議 代表理事
小林 誠 株式会社一如社 取締役
八本俊之 真如苑 社会交流部 次長