2022年度 真如苑 環境保全・生物保護 市民活動助成“地球・自然・いのちへ”助成実施報告
真如苑助成 INDEX
2022(令和4)年度 助成実施報告
出捐者の皆様からのご寄付により、令和4年度は7団体に総額400万円の助成を実施し、環境保全の活動に役立てていただきました。誠にありがとうございます。
番号 | 団体名 | 団体所在地 | プロジェクト名 | 助成額(円) |
1 |
東京都 |
多摩川源流域におけるマイクロプラスチック汚染調査 |
700,000 |
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多摩川源流域のマイクロプラスチック調査では、定点観測地点で今まで通り検体である渓流魚からマイクロプラスチック汚染の状況が確認できたのと同時に、人工物など今までマイクロプラスチック汚染がないと想定されていた支流の最上流部でも新たに検体からマイクロプラスチック汚染が確認されました。これは最上流部に新たな汚染源が存在するとこを意味するものであると考えられます。 | ||||
2 |
神奈川県 |
サンゴの街子ども育成プロジェクト |
750,000 |
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2021年の沖縄での軽石をきっかけに災害認識と自然との調和、災害と自然を学ぶとても良い機会となりました、村内の子ども達、愛知や札幌の子ども達も参加し、自然と災害の研修事業、村内の子ども達の環境と防災のサマースクールが開催出来き、沖縄県でのモデルケースとなる事業を行なう事ができました。多くの関係機関や地縁団体そして助成を頂きました真如苑の皆様にはとても感謝いたしております。この事業が今後より発展し継続できる事業となることを希望いたします。ありがとうございました。 | ||||
3 |
京都府 |
「旬感!野道かんさつ塾」 |
210,000 |
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「旬感!野道かんさつ塾 シーズン2」では多くの親子参加があり、半年間毎月同じ場所を自然観察し、草花採取・同定作業をしながら草花の種数や発生場所の変化を研究し、154種の草花同定などの成果がありました。草花を介した親子交流や他の家族との学び合いなどを通じて、草花についての観察眼の向上や身近な自然への関心が深まりました。この時に採取された草花を草花標本として提供し、活動のふりかえりや後学に寄与するよう運営も行いました。 | ||||
4 |
札幌ウッディーズ | 北海道 札幌市 |
森に光と風を! | 300,000 |
札幌ウッディーズは、森林が地球環境における大切な役割を、なんとか保持していきたいと活動しています。できるだけ広域において森林整備を行うため、広い北海道では交通費がかさみ、作業者への交通費補助は参加者の増加と負担軽減に直結します。また危険作業なため保険は必需のものであり、便利な道具も安全性を高めます。真如苑様の助成金でこのように大切な安全と負担軽減を頂きました。とても感謝しております。 | ||||
5 |
特定非営利活動法人石西礁湖サンゴ礁基金 | 沖縄県 石垣市 |
「八重山うみしまフレンドシップ」の普及によるサンゴ礁と共生した持続可能なうみづくり・しまづくり |
730,000 |
私たちは、サンゴ礁と共生した持続可能な地域づくりを行うために、サンゴへのストレスを軽減させる行動をとる事業者・団体・個人等を広く募集し「八重山うみしまフレンドシップ」として登録する取組を開始しました。このほど、貴団体からの助成を受けて、この取組の普及・拡大と、居住者用ガイドライン(案)「あなたの八重山くらしスタイル」を作成することができました。今後、これを活用した取組を展開していく所存です。ありがとうございました。 | ||||
6 |
チャイルドネットジャパン | 宮城県 石巻市 |
「海の健康を船に乗って診察しよう!~震災で分断された子どもと海をつなぐ~海の環境保全の想いを伝え、育てるプロジェクト~」 | 730,000 |
震災によって分断されてしまった子どもたちと海を再びつなぐという社会課題と、海洋資源の保全、豊かな恵みを後世につなぐという環境課題の二つの課題の解決に向けて、事業を行いました。65名が船に乗り、「カキ」「ホタテ」「銀鮭」「ホヤ」などの養殖場の見学と、帰りの船で、子どもたち大興奮のウミネコのえさやりも体験しました。震災当時の話、水産業がどのように復興してきたのか、これから先、海の恵みを大切にするには何が必要なのか、といったお話もお聞きしました。 | ||||
7 |
森の風音 | 滋賀県 大津市 |
高齢者ボランティアによる都市公園でのビオトープとナチュラルガーデンづくり | 580,000 |
2001年4月から、滋賀県営都市公園「びわこ文化公園」の西ゾーンの里山地帯にて、高齢会員のいきがいづくりのために里山作業を行い、ビオトープとナチュラルガーデンづくりを継続して行っている。 2022年度の真如苑の助成金により、苗の植樹を行い、樹名板・丸太ベンチを設置した。その場所では、野外保育:森のようちえんが活動しており、幼児・小学生の環境教育の場づくりを行ってきた。 2023年度の会員数は40名である。 |