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【レポート】 リオ+20 NGOワークショップ

8月24日に開催されたワークショップの様子をレポートします!

なんとこの日、JICA地球ひろばの講堂に約80人の参加者が集まりました。

ワークショップの前半は、11団体によるプレゼンを参加者が自由に回る形式、
後半は似たテーマに関心のある各人がグループを作りディスカッションを行いました。

今回のワークショップの目的について、はじめに下記の内容が共有されました。

「このワークショップでは、リオ+20へ日本のNGOとして意見出しを行うことをゴールに、
各活動のイシューを紹介する、あるいは他の人のイシューを学ぶのではなく、
各々の活動を通して共通で浮かび上がってきている問題や、
誰がどのように動くべきなのか、ということを意識し、発表し、話を聞いてほしい。
… 来年のリオ+20は、環境/開発に関するイシューの細かい問題点を
盛り込むための場ではなく、全体的な持続可能な開発がこの20年間うまくいったか否か、
これから何をしなくてはいけないのかを考える場であり、
それに向けた太い幹の部分を掴む場として今日のワークショップを意識してほしい。」


横断的な分野で活動する団体が集まったからこそできるディスカッション、
いよいよ始まりました。

まず前半では任意の方々による発表があり、
それぞれ発表者と一緒にグループディスカッション!



今井 麻希子さん  国連生物多様性の10年市民ネットワーク  発表資料(PDF)
織田 由紀子さん  JAWW/北九州サステイナビリティ研究所  発表資料(PDF)
大川 尚範さん  日本水フォーラム
重 政子さん  ESD-J「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議  発表資料(PDF)
名取 洋司さん  コンサベーション・インターナショナル  発表資料(PDF)
西村 ユタカさん  持続可能な生活を考える会  発表資料(PDF)
原田 泰さん 参加型環境教育研究会  発表資料(PDF)
古沢 広祐さん  環境・持続社会研究センター 
宮下 恵さん 特定非営利活動法人国際協力NGOセンター  発表資料(PDF)
森 一彦さん 地球サミット2012Japan  発表資料(PDF)
山田 太雲さん  オックスファム・ジャパン  発表資料(PDF)


その後、参加者が大切だと思うテーマを考え、
グループに分かれ更にディスカッションが深まりました。
こちらでは下記のようなキーワードで話し合いが行われました。

「グリーンエコノミー/ローカルエコノミー」
「教育・人づくり」
「原発・放射能汚染」
「ガバナンス」
「マルチステークホルダーでのコミュニケーション」
「貧困と環境の均衡」




最後に、NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長/
リオ+20国内準備委員会共同議長の崎田裕子さんからコメントをいただきました。

「自分たちの暮らしや地域について考え語っている人がこれだけいるという熱意が
素晴らしい。これからの社会に活かされていくことを期待している。
同じ言葉を使っていても違うイメージをもっていたり、
違う入り口からでも見ている将来観が同じだったりした。…」


休みも取らずにぶっ通しで進めた2時間半、みなさまおつかれさまでした!!
これから、来年のリオ+20に向けて意見を出し、議論を発展させていく
良いキックオフになったのではないかと思います。

今後は、このワークショップへのみなさんのフィードバックを集め、
文書としてまとめるチームを募集しながら、第2回ワークショップの開催を企画します。

ご意見・ご感想があれば、お送りください。
次回もよろしくお願いします!