オンライン・セミナー SDG14 ステークホルダーズミーティング ~IUU漁業の廃絶と持続可能な漁業の実現のための協働と連携に向けて~
SDGs達成には各ターゲットについて注目し具体的なアクションを進めていかなくてはなりません。今回は「目標14: 海の豊かさを守ろう」の中で、特に14.4(IUU漁業の廃絶)および14.6(IUU漁業補助金の撤廃)に焦点を当て、水産物流通における取組などについて現状や課題、今後の展望について理解を深めていただくためのセミナーを企画しました。水産物流通にかかわる関係者など、国内のステークホルダーを招き、持続可能な漁業の実現に重要視されている水産物認証などの流通分野でのIUU漁業廃絶に向けた施策に焦点を当て、内外の取組の成果や課題、展望について議論します。
日 時 | 2021年7月15日(木)17:00~19:00 |
会 場 | オンライン(zoomウェビナー) ※要お申込み、日英同時通訳付き |
主 催 | (一社)環境パートナーシップ会議(EPC) |
協 力 | 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC) 日本ジャーナリスト協会(JAJ) 地球人間環境フォーラム(GEF) |
後 援 | インターニュース |
予定プログラム
※全体司会 星野 智子(EPC副代表理事)
時 間 | 内 容 |
17:00 | 開会 |
17:05 | 第1セッション「IUU漁業の課題と現状」 1)スピーカーによるプレゼンテーション(敬称略) ・寺井 良太(水産庁漁政部加工流通課 課長補佐) ・海部 健三(中央大学法学部 教授) ・太田 毅人(みなと新聞 記者) ・桑田 由紀子(TNCインディペンデント・アドバイザー) ・小林 正典(笹川平和財団海洋政策研究所 主任研究員) 2) ディスカッション |
17:55 | 休憩 |
18:00 | 第2セッション「持続可能な漁業の実践例と展望」 1)スピーカーによるプレゼンテーション (敬称略) ・松永 賢治(明豊漁業株式会社 代表取締役) ・野本 良平(羽田市場株式会社 代表取締役社長) ・杵島 弘晃(株式会社きじま 事業戦略室室長) ・井植 美奈子(一般社団法人セイラーズフォーザシー 日本支局 理事長) 2) ディスカッション |
18:50 | 閉会 閉会挨拶:粟野 賢太郎(日本ジャーナリスト協会 事務局) |
〇本企画趣旨について
SDG14.4では「乱獲や違法、無報告、無規制(IUU)漁業を2020年までに撤廃すること」、更には、SDG14.6で「乱獲やIUU漁業に繋がる補助金を撤廃する」ことが目標として掲げられています。日本では、2018年に漁業法が改正され、2020年12月には水産物流通適正化法が制定され、乱獲やIUU漁業およびIUU漁業により漁獲された水産物の流通の規制強化が進められています。また、現在世界貿易機関で進められている有害漁業補助金交渉に日本政府は建設的に参加し、合意形成を支援しています。
こうした取り組みは、水産行政当局や漁業者のみでは解決することができず、水産会社や流通および小売り業者、更には、消費者やメディア、遊漁会社や魚釣りおよびダイビング愛好家など、幅広いステークホルダーの理解と支援が必要であり、また国際的な連携・協調が必要です。今回のセミナーでは、水産物流通における国内のステークホルダーを招き、持続可能な漁業の実現に重要視されている水産物認証などの流通分野でのIUU漁業廃絶に向けた施策に焦点を当て、有害漁業補助金禁止や持続可能な漁業推進の施策の増進を視野に、内外の取組の成果や課題、展望について議論します。
〇お問合せ
一般社団法人 環境パートナーシップ会議
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B1
電話:03-5468-8405 / FAX:03-5468-8406
E-mail:rio20@epc.or.jp
〇開催報告ページ
開催報告はこちらをご覧ください。